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    被災地のオーケストラ

    2012/04/14
    2年ぶりに仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを聴いた。酒田共同火力発電株式会社の主催で毎年この時期に行われていたのだが、昨年は震災直後だったために中止になったのであった。

    本日のプログラム
    ・セレナードハ長調作品48/チャイコフスキー
    ・ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26/ブルッフ
    ・交響曲第7番イ長調作品92/ベートーヴェン
    指揮:高関健さんヴァイオリン:神谷未穂さん

    チャイコの弦セレはとても美しかった。個人的にはもう少し…ほんの少しテンポが遅い方が好みだが、弦楽器の豊かな音色・響きを堪能できた。仙フィルの弦セクションはしっかり鳴って厚みがあるなぁ。素晴らしい演奏だったためか、1楽章が終わったとき、つい拍手しちゃったお客さんが。こういう時、イラっとした態度を隠さない指揮者や奏者もいるが、高関さんはわざわざ客席を振り返って軽く一礼。良い人や〜(笑) こういう余裕がある感じ、ステキだ。

    コンチェルトのソリストは、仙フィルのコンミスである神谷さん。なんとストラディバリウス、ガルネリウスと並ぶ世界3大名器アマティを貸与されて弾いてるらしい。道理で良く鳴るわけだ〜。非常に力強く情熱的な演奏であった。ブルッフのヴァイオリン協奏曲、良い曲だなぁ。

    最後のベト7は、ベートーヴェンのシンフォニーの中ではマイナーな部類だったのだが、近年「のだめカンタービレ」の影響で一気にメジャーに。改めて聴くとホントに名曲。高関さんの音楽作りはかなり古典的だなぁと思った。第5番、第6番を経て原点回帰した曲と思えばそれも当然か。でもそれが良かった。第2楽章は本当に美しかった。…が!全体的にトランペットとファゴットが残念すぎた〜。トランペットはピッチが高いうえに二人の奏者のピッチが合ってない。ファゴットもミスが目立ったし、バランスも悪かった。他が良かっただけに残念〜。

    まぁそれはともかくとしても、震災から1年余り、再び仙フィルを聴くことができて本当に嬉しい。発生当時、亡くなった団員の方はいないとは聞いていたが、皆さんさぞ大変な思いでこの1年を過ごされたことだろう。自らも被災者であるにも関わらず、この1年、200回を超える無料の「復興コンサート」を行ってきたそうだ。段ボールの間仕切りが林立する避難所で。学校で。お寺で。時には屋外で。それは仙フィル自身の復興のための歩みだったと言う。全国からの招待も引きも切らないそうだ。オーケストラにとっては何よりの支援であろう。

    体に栄養が必要なように、心にも栄養が必要。音楽はその心の栄養になり得るんだなぁ…。震災発生当時、生活に直接関係のない、スポーツや音楽、アートなどをやる人々が皆「こんなことやってて良いのか!!」と一度は考えたことだと思う。しかし(元々の聖書の教えとはちと意味が違うのかも知れんが、)やはり「人はパンのみに生きるにあらず」なんだ!…と思った今宵のコンサートであった。
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    アンコン地区大会2011

    2011/12/26
    今日も雪。まだ12月なのに…。冬は始まったばかりなのに、これからどうなる!?

    昨日はもっとひどい雪だったが、希望ホールでは中高生及び一般団体の吹奏楽アンサンブルコンテストが開かれ、例によって朝から夕方まで一日中聴いてきた。寒い中であったが、熱演が繰り広げられた。

    今年気になったことは、いくらなんでも練習不足では!?と思われる団体が、ちと目立っていたような気がした。また、出だしはとても良いサウンドで始まったのに、残念ながら最後まで集中が続かず、尻すぼみな印象で終わった団体も、ちと多かったように思う。あと、これは毎年思うことだが、ブレスが浅い!審査員の先生からも毎年のように指摘されているんだけど、なかなか改善しないものですなぁ。まぁ生徒さんは毎年違うから仕方ないのかなぁ。

    一方で、今までよりも柔らかくその楽器らしい音色がたくさん聴かれたのは嬉しかった。特に木管の音がきれいになったと感じた。金管アンサンブルでは、これまで散々「希望ホールでは低音がはっきりしない」と言われ続けて来たせいか、各団体でユーフォ、チューバの音作りを頑張ってきたようで、結構はっきり低音が聞こえた。が、逆にホルンやトロンボーンなどの内声がモゴモゴとはっきりしないところは増えたかも(^^; いや〜希望ホールでの金管アンサンブルは難しいのね。

    いずれにせよ、生徒さんたちの熱演に元気をもらえました。一生懸命に頑張ってる姿ってのは良いね!県代表に選ばれた皆さん、おめでとうございます!惜しくも賞は逃した皆さんもよく頑張っていたと思う。コンテストは終わっても、引き続き良い音楽を追求し続けてくださいね。熱演を聴かせてくださってありがとうございました。
    19:32 音楽会レビュー | コメント(0) | トラックバック(0)

    沖仁 Autumn Tour 2011

    2011/11/25
    響きホールに、フラメンコギタリスト・沖仁のコンサートを聴きに行って来た。今日はツアー最終日ということであったが、一番お天気の悪い日にいらっしゃってしまったようで、「寒い」を連発してたなぁ。ツイッターでも「死ぬほど寒い」ってつぶやいてたわ(笑)東京から来られた方にとっては厳しい寒さだったことでしょうね。地元民だって「今日は寒いですね」が挨拶代わりだったからなぁ。

    何しろフラメンコであるからには歌い手と踊り手、そしてサイドギタリストを加えて4人によるコンサート。日本人ながらフラメンコギターの国際コンクールで優勝しちゃった話題のギタリストだし、その様子が「情熱大陸」にも放送されたりしたので、思っていた以上の客の入り。そしてクラシックのコンサートとは明らかに違う客層(笑) いろんな意味で興味深く、また面白いコンサートだった。

    2ヵ月ほど前にフォルクローレのコンサートを聴いたが、ルーツが同じであることを改めて感じた。フォルクローレが生まれたアンデス地方は、その昔、スペインに侵略された土地だ。もともと地元にあった音楽と、スペインの音楽が融合して生まれた、いわば混血音楽がフォルクローレということになるだろう。

    そのスペインも、8世紀から15世紀の長きにわたってイスラムの侵略を受けていたから、音楽を含む文化にはイスラムの影響を受けているはずである。フラメンコももともとのスペインの音楽とイスラムの音楽が融合して生まれた混血音楽、混血舞踊ではないかと思う。

    ヨーロッパの踊りと言えば、バレエに代表されるように、つま先立ちをしたり飛んだりリフトしたり、とにかく上へ、つまり天上へ向かう動きをするイメージがあるが、今日見たフラメンコの踊りは、下へ下へとひたすら大地を踏みしめる動きのように見えた。明らかに他のヨーロッパ文化とは違う香りがする。

    ちなみに、スペインがレコンキスタ(国土回復運動)を完了させたのは1492年。この年号、なんだか覚えがある!そう、スペインが生んだ船乗り・コロンブスが西インド諸島に到達した年である。なんだか因縁を感じない?スペインが、結果的にヨーロッパとイスラムが融合した文化を生んだイスラムの侵略を退けたその年に、その後スペインと南米との文化融合のきっかけ…つまりはスペインの南米侵略のきっかけとなる出来事が起こっているのだ。

    おっと話がそれた!沖仁さんのコンサートの話だった!プログラムは、主に彼のオリジナル作品が中心。でも、現代に作曲された音楽のはずなのに、民族的な香りが濃厚がその音楽はとても泥臭く、魂に訴えかけてくる力がある。どんどん沖仁ワールドに引き込まれて、気がつくと音楽に合わせて体が動いていたり、足でリズムを取っていたりする。踊り手は今日は男性であったが、踊りと激しくかき鳴らされるギターの音とが相まって、ずっと見て、聴いていると、なんだかこちらもトランス状態に陥っていくような感覚を覚える。古代において音楽と踊りと宗教は一つのものであった…ということを実感した瞬間だった。

    いや〜良いものを聴かせていただき、また見せていただいたお得なコンサートだった。何気にトークも面白くて、笑いもたくさん。幸せな気分になれた。明日の自分のコンサートにも弾みがついたかな?(笑)よーし。がんばろ。
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    フィルハーモニア・カルテット ベルリン

    2011/11/20
    17日(木)、ベルリンフィルのメンバーによる弦楽四重奏団・フィルハーモニア・カルテット ベルリンの演奏会を聴いた。

    プログラム
    シマノフスキ:弦楽四重奏曲第2番Op.56
    モーツァルト:弦楽四重奏曲第22番変ロ長調《プロイセン王第2番》K.589
    ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番ホ短調《ラズモフスキー第2番》Op.59-2

    室内楽の演奏会って、クラシックの中でも人気が低いそうで、なかなかチケットが売れないと聞くが、今回は特別協賛の鶴岡信用金庫さんが頑張ったらしく、思ったよりずっと人が入っていた。でも、とにかく誰にでも売ったのか、演奏中に平気で入場して他の人の前を横切って自分の席まで行っちゃう方とか、ずっと爆睡してる方とかが結構いたのが、ちと残念だった。まぁそういう人がクラシックの演奏会に触れて「いいなぁ」と思ってくれれば、それはそれで意義があるのだけれど。

    演奏は素晴らしかった。もともと私はいろんなオーケストラの中でもベルリンフィルの弦の響きが大好きである。弦楽四重奏なんだけどちゃんとベルリンフィルの音がする!美しかったなぁ。

    シマノフスキの弦楽四重奏曲なんてマニアックな曲、初めて聴いたが、ミステリアスで面白い曲だった。「何とかサスペンス」とかに使われていそうな雰囲気(笑) 第3楽章のめっちゃ覚えにくい現代的な主題によるフーガが特に面白かった。

    モーツァルトはとても上品で繊細で、しかも楽しさにあふれた曲。献呈されたプロイセン王も大満足であっただろう。自らチェロを弾く王のために書かれた曲なだけあって、チェロ大活躍。4人のメンバーが対等の力量で渡り合う素晴らしいカルテットであることを認識されられた演奏であった。

    今回一番感動したのは、最後のベートーヴェン。ベートーヴェンらしい重厚な建築物のような音楽であったが、それを見事に表現した演奏で、弦楽四重奏曲なのにフルオーケストラによるシンフォニーを聴いたかのような内容の濃い音楽&演奏であった。

    アンコールは日本のお客さんを意識して「荒城の月」。誰のアレンジだったんだろう?とっても繊細で、しかもかっこいい良い編曲だったなぁ。

    というわけで、久々に素晴らしい音楽を堪能した一夜でした。
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    最後の定期

    2011/10/02
    昨日は、酒田工業高校吹奏楽部さんの定期演奏会を聴いた。来年度から、工業高校を含む市内4高校が統合されて一つの高校になる。だから工業高校さんとしては最後の定期演奏会になったわけだ。長い伝統の最後を飾るに相応しい良い演奏会であった。

    演奏のほうは、近年、コンクールでもずっと県大会や東北大会で良い成績を修めてきた実力がしっかり発揮されていたと思う。今年は20名ほどの部員で活動してきたそうだが、そんなに少ない人数でやっているとは思えない演奏だった。これまで顧問の先生とともに努力されてきた成果なのだろうなぁ。演出も、生徒さんたち自身で考えたのだと思うが、工夫されていて楽しかった。生徒会長や応援団長まで出てきて、地域の皆さんへの感謝の言葉を述べていたことも良かった。本当に心温まる場面がたくさんあった。

    アンコールでは合唱も披露していたが、7月に発声の講師として伺ったときよりも、随分と声質もそろっていたし、声も出るようになっていて驚いた。皆さん頑張ったんだなぁ。あとは言葉の表現の仕方のコツがわかるともっと素敵な合唱になると思う。

    それにしても、母校がなくなるということは、卒業生はもちろん、現役生にとってはなおのこと、残念というか寂しいことだろうなぁ。閉校に向けて刻一刻と時計は進んでいく中で、全てのイベントなどが「○○高校として最後の〜」ということになるわけだが、その一つ一つが輝かしい思い出になるように祈って止まない。

    定期演奏会とは別に、3月に「ファイナルコンサート」も行うそうだ。酒工サウンドの聴き納め。ぜひ行きたいと思う。
    16:49 音楽会レビュー | コメント(0) | トラックバック(0)

    エリック宮城・佐野聡&ドリームピックアップコンサート

    2011/08/06
    真夏日が続いている。昨日は東北電力の電力使用率が98%まで行っちゃったとか。できるだけエアコンを使わないようにしているウチでさえ、思わずつけちゃったからなぁ。今日も午前中から30℃超え…。でも、まだエアコンはつけずに頑張ってマス(^^;

    さて、4日(木)には、いつもの希望ホールで「エリック宮城・佐野聡&ドリームピックアップコンサート」という企画があったので聴きに行った。入場料はなんと500円!!一流ジャズミュージシャンを迎えて500円って!?なんてお得なコンサート!

    出演者は、
    エリック宮城(みやしろ)さん:トランペット、フリューゲルホーン
    佐野聡さん:トロンボーン、フルート、ブルースハープ、指笛、その他いろいろ
    林正樹さん:ピアノ
    村上聖(きよし)さん:エレクトリックベース
    岩瀬立飛(たっぴ)さん:ドラムス

    そしてコンサートの第一部では、酒田市内の高校生以上の吹奏楽プレイヤー約70名が彼らと共演、3曲を演奏した。トランペットが20本も並んでるビッグバンドなんて初めて見たわ(笑) エリック宮城さんは、こうしたアマチュアの吹奏楽プレイヤーとの共演をよくおやりになるそうだ。若いプレイヤーに「ホンモノ」に間近で触れさせる貴重な機会を与える、素晴らしい活動だなぁ。

    それにしても一流のプレイヤーというのは、一つの楽器からいくつもの音色というか、表情を引き出せるものなんだなぁ…ということを改めて感じた。ハイノートヒッター(超高音を正確に当てられるヒト)って、実は中低音は苦手ということも多いのだが、エリックさんはハイノートをめっちゃ鋭い音でガンガン鳴らしたかと思うと、柔らかな中低音も満遍なくきれいに鳴らしていて、すごいなぁと思った。他のメンバーの音色も然り。佐野さんのマルチプレイヤーぶり…というよりむしろ芸達者ぶりにも驚いた。

    第二部は、5人の出演者によるジャズのステージ。ジャズのコンサートは、昔はよく行ったけど、最近はあんまり聴かなくなっていたので、すごく久しぶりに聴いた。聴いていたら、忘れかけていたモノがいろいろ甦ってきて、なんだかやけに血が騒ぐわ。バンドやりたくなってきたー(笑)
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    吹コン酒田飽海地区大会2011

    2011/07/17
    百合が咲きました。テッポウユリにカノコユリ。なんか雨に濡れる紫陽花を楽しむヒマがほとんどないまま、百合や向日葵の季節になっちゃった。紫陽花、好きなんだけどな。

    百合 001 百合 002

    いやはや、今日も暑かった。そんな中、希望ホールでは吹奏楽コンクール酒田飽海地区大会が開催され、外の暑さに負けないくらい熱〜い演奏が繰り広げられた。

    特に今年は中学校の演奏がレベルアップしたと思った。統廃合などの影響で全体の団体数は減り、大編成が増えたが、今年から大編成に移った団体もそれなりにまとめていたと思う。サウンドがきれいだなぁと思う団体が多かった。そして何故か自由曲が「鈴木英史祭り」(笑)なんと10団体中6団体が鈴木英史のオペレッタ・セレクションを選択していた。どういう現象!?

    時々顧問の先生のお手伝いに行っている六中さんも、自由曲は鈴木英史のセレクション。昨日のホール練ではかなりいろいろと問題があったのに、一日でだいぶ修正してきて、昨日よりずっと良い演奏をしていた。N先生、さすがっす。

    高校の部は、少々固いサウンドのところが多かったように思う。技術的にはとても上手なのだけれど、一本調子の音色でとりあえず力技で押してるような音楽というか…。確かに迫力のある音楽なんだけど、個人的に好みではないかなぁ。まぁ審査員でもない私の好みなんてどうでもいいんだけどね(笑) それでも敢えて言っちゃうけど、あ〜ここでもっと音色を工夫して色彩感を変えたほうが豊かで素敵な音楽になるのになぁ…という箇所が各団体の演奏に結構あった。その中で酒工さんは、比較的豊かな音作りをしていたんじゃないかと思う。さすがシード校っすね。

    とは言うものの、いいよなぁ吹奏楽界は。中学校から一般まで層が厚いし、年々レベルアップしてるし。数年後には消滅しちゃいそうな地区合唱連盟とは大違い(泣) なんかこれ、毎年言ってるけど(^^;
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    市原多朗 テノール・リサイタル

    2011/06/21
    酒田市出身のテノール歌手、市原多朗さんのリサイタルを聴いた。ホントは1月に予定されていたのが、多朗さんの体調不良により、今日に振り替えとなったもの。世界各地のオペラホールで活躍されてきた多朗さん。今は東京藝術大学の客員教授をなさっているらしい。そういえば前にNHKの番組でヨガ(?)を披露していたなぁ…って、その動画がYoutubeにあったわ!びっくり!



    まぁ、それはともかく本日のプログラム

    なつかしい木陰(オンブラ・マイ・フ):ヘンデル
    ガンジス川より陽は昇り:スカルラッティ
    愛の喜びは:マルティーニ
    哀れな男:ヴェルディ
    銀色の淡い月:ベッリーニ
    たぐいなく優雅な面影:ドナウディ
    歌劇「マクベス」より ああ、父の手は:ヴェルディ
    ひぐらし:団伊玖磨
    箱根八里:山田耕筰(編曲)
    鐘が鳴ります:山田耕筰
    最後の歌/理想の女/マレキアーレ:トスティ
    歌劇「トスティ」より 星は光りぬ:プッチーニ

    いつもの多朗さんの定番曲がズラ〜リ並んだプログラム。でも多朗さんのナマの歌声を聴くのはいつ以来かさっぱり思い出せないほど久々なので、それなりに楽しみにして行った。ステージに登場した多朗さんは、以前とほとんど変わらず若い!というのが第一印象。フリルのついたドレス・シャツがかわいい♪(笑) そして歌声も以前と変わらず若い!1月の公演キャンセルは体調不良のためと聞いていたが、全くそれを感じさせない歌声であった。

    一瞬、低音がザラついたり、高音でアブナイか!?と思ったりしたところもあったが、まぁ許容範囲ということで(笑) 一般に歌手寿命が短いと言われるテノールで、年とともにだんだんコンディションを維持するのも難しくなっていく中、日々相当な努力をなさっているのだと思う。安定した歌声と豊かな表現力を披露してくださった。素晴らしかったっす。

    ピアノの浅野さんも大変素晴らしかった。出過ぎず引き過ぎず、絶妙のバランス感覚で多朗さんの歌にぴったり寄り添っていく。しかもあくまでナチュラルに。あれは歌手としてはめちゃくちゃ歌いやすいだろうなぁ。前奏とか間奏とか、歌のない部分では結構ガンガン弾いて、歌が入ってきた途端にスッと音量を落として裏方に徹する感じなのだが、それがまったく違和感なく自然になされることにめっちゃ驚いた。どうやったらあんなふうに弾けるんだろう!?すごいわぁ。

    ちなみに、今日の席は1階のかなり前の中央、多朗さんの真ん前であった。希望ホールでこんな前に座ったのは実は初めて。声の聞こえ方は、後ろの席で聴くよりはかなりナマっぽい感じもしたが、多朗さんがどんなところでどんなテクニックを使っているか、結構細かいところまで分かることにびっくり。後ろの席ではあそこまでは絶対に分からないからなぁ。いつも安い席しか買わないワタクシですが、タマには高い席も良いものですね。…って、実は訳ありで頂き物のチケットなんですが(^^; 自分ではきっと買わなかったであろう席で、思いがけず良い経験をさせていただきました。ありがとうございましたm(_ _)m いや〜やっぱりライブはいいねぇ。なんか無性に練習したくなってきたわ。

    最後に20年以上前の、多朗さんの輝かしい歌声を見つけたのでupしておきますです。

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    14年ぶりの演奏会

    2011/06/11
    なんだか毎日暑いっすね。今からこんなに暑いなんて…。早くも猛暑決定!?今からこれじゃピークになったら50℃くらいになっちゃうんじゃないか!?やれやれである。

    さて、今日は酒田南高校吹奏楽部が14年ぶり(!)に定期演奏会を行うと言うので聴きに行って来た。14年ぶりということは、前回演奏会をやった子たちは30歳前後ということか。当然、現役生は全く経験がないわけだから、おそらく手探りの中での企画・運営・練習であったことだろう。生徒さん達にとっても顧問の先生にとっても大きなチャレンジだったはず。私も一応は現役プレイヤー(のつもり)なのでよ〜く分かるが、演奏会を開くのってすんごいエネルギーがいるんだよね〜。果敢にチャレンジし、演奏会を成功させた皆さんに拍手

    ステージは2部構成。第1部は吹奏楽オリジナルの曲と木管・金管・打楽器によるアンサンブルの曲、第2部はポップスのステージであった。生徒さん自身による司会で、ダンスや寸劇もあり手作り感いっぱい。みんなで一生懸命、誠実に取り組んできたことが伝わってきて、思わず応援したくなる。結構緊張していた子もいたみたいだけど、それもまた良い経験。この演奏会を通じて皆さんうんと成長したことでしょう。みんな輝いてたよ 最後の“We are the world”は、上手いとか下手とか、そういうのを超えて気持ちの伝わる感動的な演奏でした!

    主顧問であるH先生の指揮も進化していたなぁ。指揮研効果ありですな。よくお勉強なさっていて素晴らしい。あと、バリトンサックスがブカブカしてなくて、締まったいい音させてるなぁ…と感心していたら、吹いていたのは副顧問のY先生だった。Y先生、生徒の中に馴染みすぎ(笑) しばらくの間、生徒だとばっかり思ってたわ(^^; いや〜顧問の先生方も、生徒さん達と一緒になって頑張っていて素晴らしいっすね。

    せっかく同じ地域の高校の吹奏楽部が頑張っているのに、部としてみんなで聴きに来ていたのは酒工吹奏楽部さんだけでしたね。それがちょっぴり残念。酒工さんの近年の良い成績はこういう態度面の指導もしっかりなされているからなのだろうなぁ…と思ったりする。そういえば、同じように良い成績を上げている酒六中さんの生徒さんも山響の演奏会などでたくさん見かけますな。練習も大事だけど、それと同じくらいナマの音楽を聴くことも大事だと私は思うがなぁ。入力なしに出力はできないからね。いろんな音楽を聴くことは必ず自分のためになる。それに定演はみんなやるんだし。お宅の演奏会には行かないけど、ウチの定演のチケットは買ってね…っていうのも、どうなんでしょうね?

    これからは夏コンに向けてまっしぐらかな?良い演奏ができるよう応援しております。それと、定期演奏会も来年・再来年と続いていくようお祈りしております。がんばってね〜♪
    20:28 音楽会レビュー | コメント(0) | トラックバック(0)

    山形交響楽団庄内定期 第13回酒田公演

    2011/05/15
    本日のプログラム

    〜帝政から社会主義国家へ〜

    歌劇「イーゴリ公」より だったんの娘達の踊り、だったん人の踊り(ボロディン)
    ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19(プロコフィエフ)
    歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(グリンカ)
    3楽章の交響曲(ストラヴィンスキー)

    指揮:飯森範親さん
    ヴァイオリン:シュロモ・ミンツさん

    生オケの音を聴いたのはかなり久々である。いつ以来だろう!?やっぱり生オケはいいなぁ。あの音の中に浸っているだけで幸せだ〜(笑) 飯森さんが常任指揮者になったばかりの頃は、山響のサウンドがとても透明感があって美しくなったことに毎度毎度感激していたが、最近はそんなの当然じゃんと思っている自分がいる(^^; いや、決してサウンドの美しさに感動しなくなったということではありませんぞ!初めから「美しい」という前提で演奏会に行ってるというか。もちろん今回も美しかったです。

    美しいと言えば、今回のソリスト、ミンツさんのヴァイオリンも素晴らしかったなぁ。プロコフィエフの冒頭、かすかなヴィオラのトレモロの中から静かに浮かび上がってきたソロ・ヴァイオリンの繊細で優しい美音には本当にしびれちゃったよ。あぁ〜ミンツさんてきっとすごくいい人と思った(笑) かと思えば小鳥のさえずりのような音で軽やかに歌ったり、力強いフォルテをガツンと鳴らしたり、ダル〜っとした退廃的な雰囲気を醸し出したり、ヴァイオリンてこんなに多彩な音色が出せる楽器だったんだなぁと改めて思った。ミンツさんが引き出してるってことだけど。

    コンチェルトの後にアンコールにも応えて下さった。曲はバッハの、たぶん無伴奏パルティータの、たぶん第3番の、たぶんプレリュード。すいません、いい加減で。たぶんどっかに曲目が貼り出されてたんだろうなぁ。ちゃんと見てくれば良かった(^^; これも確かな技術で素晴らしい演奏でした。

    ストラヴィンスキーの「3楽章の交響曲」というのは初めて聴いた。難解で訳わかんない系の音楽を予想していたが、意外に聴きやすかった。と言ってもストラヴィンスキーだからね。すっきりくっきりわかりやすいという訳にはいかないが。ピアノが重要な役割を果たしているのが面白かった。打楽器のように複雑なリズムを刻んだり、トロンボーン・ソロと掛け合いをしたり。他のソロ楽器もそれぞれに面白い役割を与えられいて、ストラヴィンスキーって楽器の特性をよくわかっている人だったんだろうなぁと思った。もちろん指揮者の飯森さんも。

    というわけで、久々の生オケ、良かったです!次回の山響公演も楽しみ♪
    20:24 音楽会レビュー | コメント(0) | トラックバック(0)
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